【世界一大きい淡水に浮かぶ島】

世界一・日本一

世界一大きい淡水に浮かぶ島

世界中にはグリーンランドやニューギニア島など巨大な島がたくさんあります。

その多くが当たり前のように海に浮かぶ島です。

しかし、世の中には湖や川など淡水に浮かぶ島もあります。

日本でも琵琶湖に浮かぶ沖ノ島や大阪の中州である中之島など、多くはありませんが淡水の島はあります。

前回は世界一大きい中州であり、世界で2番目に大きな淡水島を紹介しました。

今回は、世界一大きい淡水に囲まれた島をご紹介いたします。

場所は、またまたブラジルにあるマラジョ島です。

マラジョ島とは?

マラジョ島はブラジル北東部、アマゾン川の河口に位置する島です。

四方を淡水に囲まれた島としては世界最大です。

島の面積は約4万㎢と九州より大きい(国でいうとベルギーより大きい)です。

Oleksii0 at the Ukrainian language Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38142369による

島の北側はアマゾン川本流、南側は支流のパラ川を挟んでおります。

島の北東側は大西洋に面しているのですが、アマゾン川の流入量が多すぎるため、沖合まで淡水化されています。

島全体が熱帯雨林で覆われており、天然ゴムの産地となっています。

島の対岸には大都市ベレンがあるため、交通アクセスも悪くなく、観光客へのツアーも多く組まれています。

世界最大級の水牛の生息地のため、水牛の乳搾り体験をしたり

アマゾン川支流のリバークルーズ、カヌーツアーなどが頻繁に行われています。

インディオの伝統文化も残っており、マラジョ土器は有名です。

davidfoxmulderによるPixabayからの画像

学習マラジョ島から見る地理学のおもしろさ

●アマゾン川は世界一流域面積の大きい川である

 そのため、四国や九州を越えるサイズの大きな島も点在する

●アマゾン川流域の多くは熱帯雨林気候に属している

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