世界中にはグリーンランドやニューギニア島など巨大な島がたくさんあります。
その多くが当たり前のように海に浮かぶ島です。
しかし、世の中には湖や川など淡水に浮かぶ島もあります。
日本でも琵琶湖に浮かぶ沖ノ島や大阪の中州である中之島など、多くはありませんが淡水の島はあります。
前回は世界一大きい中州であり、世界で2番目に大きな淡水島を紹介しました。
今回は、世界一大きい淡水に囲まれた島をご紹介いたします。
場所は、またまたブラジルにあるマラジョ島です。
マラジョ島はブラジル北東部、アマゾン川の河口に位置する島です。
四方を淡水に囲まれた島としては世界最大です。
島の面積は約4万㎢と九州より大きい(国でいうとベルギーより大きい)です。
島の北側はアマゾン川本流、南側は支流のパラ川を挟んでおります。
島の北東側は大西洋に面しているのですが、アマゾン川の流入量が多すぎるため、沖合まで淡水化されています。
島全体が熱帯雨林で覆われており、天然ゴムの産地となっています。
島の対岸には大都市ベレンがあるため、交通アクセスも悪くなく、観光客へのツアーも多く組まれています。
世界最大級の水牛の生息地のため、水牛の乳搾り体験をしたり
アマゾン川支流のリバークルーズ、カヌーツアーなどが頻繁に行われています。
インディオの伝統文化も残っており、マラジョ土器は有名です。
学習マラジョ島から見る地理学のおもしろさ
●アマゾン川は世界一流域面積の大きい川である
そのため、四国や九州を越えるサイズの大きな島も点在する
●アマゾン川流域の多くは熱帯雨林気候に属している
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