「世界の果てってどこだろう」と想像したことはありませんか?
「果て」といっても定義は難しく、ここだ!と正式にあるわけでは当然ありません。
今回紹介するトリスタンダクーニャ島は、人が定住する他の陸地から世界一遠い有人島です。
捉え方によっては世界の果てといえるかもしれません。
トリスタンダクーニャはイギリスの海外領土で、南大西洋に浮かぶ火山島で
ギネスブックにも「世界一孤立した有人島」と掲載されています。
アフリカ大陸のケープタウン(南アフリカ)からは約2800km、
南アメリカ大陸のリオデジャネイロ(ブラジル)からも約3350km離れています。
人が定住する最も近い陸地は、同じく絶海の孤島であるイギリス領のセントヘレナ島です。
それでも約2430km離れています。
トリスタンダクーニャ島唯一の集落はエディンバラ・オブ・ザ・セブン・シーズで
約260人の全住民が暮らしています。
島に空港はなく、唯一の交通手段はケープタウンから1年にたった10回しか運航していない貨客船(定期船はない)に乗り、約5~7日かけて辿り着くことができます。
主な産業は漁業(ロブスター)と切手販売です。なんと日本にもトリスタン産のロブスターを輸出しているようです。
以上、今回もご覧いただきありがとうございました!
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