近年の外食業界は、空前の牛肉ブームを迎えています。
特にステーキ分野の人気は著しいです。
一昔前は高級で敷居の高いイメージでしたが、現在はファーストフード的なポジションに近い業態が多数登場しています。
「いきなりステーキ」が衰えたかと思いきや、「やっぱりステーキ」といった新規の類似店舗が登場し、まさに大戦国時代に突入したと言われています。
ちなみに世界一高級な牛肉は神戸牛と言われています。
さて、それでは世界一牛肉が好きな国はどこなのでしょう?
早速、見ていきましょう
順位 | 国名 | 1人あたりの牛肉年間消費量 |
1 | ウルグアイ | 46.4kg (ステーキ232枚) |
2 | アルゼンチン | 40.4kg(ステーキ202枚) |
3 | パラグアイ | 25.6kg(ステーキ128枚) |
4 | アメリカ | 24.7kg(ステーキ124枚) |
5 | ブラジル | 24.2kg(ステーキ121枚) |
6 | オーストラリア | 22.8kg(ステーキ114枚) |
7 | イスラエル | 20.2kg(ステーキ101枚) |
8 | カナダ | 17.4kg(ステーキ87枚) |
9 | カザフスタン | 16.9g(ステーキ85枚) |
10 | チリ | 15.0kg(ステーキ75枚) |
22 | 日本 | 6.7kg(ステーキ33枚) |
ということで、世界で1番目に牛肉が好きな国は南米のウルグアイでした。
一方、日本は22位と世界的には上位には位置しますが、やはりそこまでの順位でもありません。
確かにアメリカやオーストラリアで豪快にバーベキューしている映像などをよく見かけますもんね。
しかし、ウルグアイと言われるとあまりイメージが沸かないというのが率直な印象だと思います。
早速、ウルグアイの牛肉事情を見ていきましょう。
ウルグアイは日本の約半分ほどの国土面積に、人口は約350万人ほどの小さな国です。
ラテンアメリカではチリに続き二番目に生活水準が安定した国と言われ、気候も温暖湿潤気候で日本に似た過ごしやすい気温です。
日本から最も遠い国の一つであるため、あまり馴染みないのも当然かと思われます。
ウルグアイの人々はとにかく赤身肉が大好きで、アサ―ドと呼ばれる牛肉のバーベキューが特に人気です。
アサ―ドに欠かせないのが、骨付きのあばら肉です。
炭火ではなく、薪火で焼かれるため木の香りが肉に移るののも特徴で、一般家庭にもあたりまえのようにバーベキュー設備が整っているので、気軽に食べることができるようです。
ウルグアイは牛肉の一人あたりの消費量世界1であると同時に、一人あたりの牛飼養頭数も世界第1位でもあります。
山がほとんどなく、国土の8割が牧畜に適した草地で占められています。
肉用飼養頭数は1100~1200万頭と世界第8位を誇ります。
ウルグアイビーフは近年日本でも非常に注目されています。
大自然の中で栄養価の高い牧草のみを食べて育った牛は「グラスフェッドビーフ(牧草牛)」と称され、赤身の美味しさを存分に堪能できるヘルシーな牛肉です。
日本におけるウルグアイビーフの先駆者となったのが「ステーキハウス ブロンコビリー」です。
その後、その良さに注目したライバル企業がこぞって導入し始めています。
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