前回は世界一長い地名をご紹介いたしました。
今回は、世界一短い地名を取り上げていきたいと思います。
世界一短いということは、アルファベットで1文字の地名になります。
早速見ていきましょう。
三重県にある「津市」は世界一短い地名の一つです。
津市は世界一短い地名として、津駅は世界一短い駅名としてギネスに認定されています。
そして、その他存在する世界一短い地名が村なのに対し、恐らく唯一の都市と言えます。
本来、津はTSUでローマ字にすると3文字なので世界一短い地名となりえないのですが
津市の有志によってTSUをZに変える「プロジェクトZ」活動が長い間行われた結果
ついに「Z」で登録され、世界一の称号を手に入れることができました。
世界にもアルファベット1文字の地名がいくつか存在します。
今回はそのうちの一つで最も有名なものをご紹介していきます。
奇しくもZと対極にあるAです。
「Å」(ノルウェー・ロフォーテン諸島)
ノルウェーの北極圏に位置するロフォーテン諸島にあるÅという村は世界一短い村の一つです。
Aの上にОが付いた文字で、ノルウェー語やスウェーデン語のアルファベットで使用されています。読み方は「オー」です。
ロフォーテン諸島の南端に位置するオーは伝統的な漁村で、干物の生産で知られています。
しかし、近年は観光客が増えており、渋滞やすれ違い困難といったトラブルも多発しているようです。
その他にも「Y」(フランス・ソンム県)、「U」(キャロライン諸島)などもあります。
学習ロフォーテン諸島から見る地理学のおもしろさ
●ロフォーテン諸島はノルウェー領で、タラとニシン漁業の一大産地である
●ノルウェーには多くのフィヨルドがあり、この諸島にも例外なくある
●北極圏に位置するものの気候は温暖。近くを北大西洋海流という暖流が流れているためである。そのため、スカンディナヴィア半島西側の港は不凍港である地理の定番
コメント