日本は世界有数の森林大国です。
東京や大阪に住んでいるとなかなか実感しにくいですが、地方に行けば山、森ばかりです。
そんな日本の森林率(国土面積に占める森林面積)は68.5%です。
つまり、国土の約7割が森林と言うことです。
日本の森林率は先進国の中では、フィンランドに次いで第二位です。
ちなみに世界の森林率の平均は約31%です。
そんな森林率世界一誇る国はどこなのでしょう?
それは、日本には馴染みのない スリナム という国です。
世界最大の森林率を誇るスリナムは、南米の北東部に位置する小さな国です。
面積は日本の約2分の1、人口は約55万人です。人口密度の低さは世界第6位です。
元来、オランダの植民地であったため、公用語もオランダ語です。
国自体は有名でありませんが、国土の大部分は世界的に有名なギアナ高地に位置しています。
なんと国土の98.3%が森林に覆われています。
人口の大多数は沿岸部に集中しており、首都パラマリボに半数(24万)の人々が住んでいます。
人口第二の都市の人口はなんと2万人台まで下がります。
一方、南部はアマゾンの熱帯雨林に属しています。
スリナムは世界有数の天然資源大国で、経済の大部分をボーキサイトの輸出に頼っています。
その依存度は輸出額の70%、GDPの15%を占めています。
そんなスリナムに行きたい方は、南米最後の秘境ギアナ高地を周遊するツアーがございますので、機会があれば行ってみてください。
学習スリナムから学ぶ地理学のおもしろさ
●スリナムには地球最後の秘境と呼ばれるギアナ高地がある
●国土の大部分は熱帯雨林に属し、ボーキサイトの輸出が盛ん
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