【世界三大瀑布】

世界三大・日本三大

世界三大瀑布とは?

記念すべき投稿1回目は私の大好きなテーマをご紹介したいと思います。

世界三大〇〇シリーズの中でも知名度の高い「滝」です。

どれも有名ですので、少しだけ補足できるような豆知識も併せて紹介していきたいと思います。

●ナイアガラの滝(カナダ/アメリカ)

●ビクトリアの滝(ジンバブエ/ザンビア)

●イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル)

この3つの滝を世界三大瀑布と呼びます。それでは1つずつ見ていきましょう。

ASTemplatesによるPixabayからの画像

日本人にとって最も馴染みが深い ナイアガラの滝

最初に紹介するのは、北米大陸のアメリカとカナダの国境に位置するナイアガラの滝です。

三大瀑布の中でも、ダントツに知名度が高いです。その証拠に日本の滝にもよく

「東洋のナイアガラ」「奥三河のナイアガラ」といった表現で使用されます。

この滝の良さはなんといっても ”アクセスの良さ” と ”手軽さ” です!

ナイアガラの滝は1つの滝ではなく、3つの滝から成り立っています。

カナダ側にあるカナダ滝とアメリカ側にあるアメリカ滝、ブライダルベール滝があります。

LuisValienteによるPixabayからの画像

滝の高さこそ最大で58mとあまりありませんが、幅が広くカナダ滝は675m、アメリカ滝は330mあります。

3滝合わせると1.2km超えることから壮大な景色を眺めることができます。

水量は平均毎分110,000㎥流れています。

ナイアガラの滝 ちょこっと豆知識

●名前の由来は「雷轟く水」

●訪れた観光客の約90%がカナダ側を訪れる(皆がイメージするTheナイアガラはカナダ滝)

●五大湖のうちの4つの湖を水源としている

 ナイアガラ川を下ってオリエンタル湖へ注ぎ、最終的に大西洋へ流れ込む

●三大瀑布の中で唯一世界遺産ではない

●滝の上流では、約半分の水が水力発電に取り込まれている

 →つまり”人工滝”であり、これこそ世界遺産ではない理由の1つである

Jürgen BierleinによるPixabayからの画像

乾季と雨季で水量差10倍! ビクトリアの滝

ビクトリアの滝は、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアの国境に位置する滝です。

落差は最大108m、滝幅1,708mと、ナイアガラよりもかなりサイズ感が増しており、世界遺産にも登録されています。

この滝は非常に独特な地形をしています。本来滝とは高低差あって産まれるため、周囲は山地や断崖である必要があります。

しかし、このビクトリアの滝は周囲に山はなく、見渡す限りの大平原が広がっています。

その中にポツンと深い峡谷を形成しています。

Albrecht FietzによるPixabayからの画像

雨季には毎分5億リットルもの水が流れ込み、目を開けて眺めるのも大変なくらいの大粒の水が展望台に押し寄せてくる。

ビクトリアの滝 ちょこっと豆知識

●名前の由来は「雷鳴轟く水煙」

●滝の落ち口に デビルズプールと呼ばれる恐ろしいプールがある

 滝の流れ落ちる淵に乾季の間だけ入ることができ、間近で滝つぼを眺めることができる

●渇水期(乾季)の10~11月は、ほとんど水量が流れていない時もある(安定しない)

●イギリス人探検家が1855年に発見。時の女王にちなんで名付けられた

Carlos EduardoによるPixabayからの画像

他2滝を圧倒する 世界最大スケール イグアスの滝

最後は、南米大陸に位置し、ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがる世界最大の滝 イグアスの滝です。

亜熱帯に気候に位置するため、年間降水量が約19000mmと非常に多く

滝の水量は毎分36億リットル、加えて幅は驚異の2700m、最大落差は82mという桁外れのスケールを誇ります。

世界遺産に登録されている「イグアス国立公園」は非常に大きく、その面積は東京都を上回るようです。

thomaslkieferによるPixabayからの画像

辿り着くまでにジャングルを通ったり、いかにもな景色を堪能することができます。

イグアスの滝は大小275の滝があり、絶えず轟音が鳴り響いています。

アルゼンチン側に約80%、ブラジル側に20%とかなり偏りがありますがそれぞれ特徴があります。

アルゼンチン側は滝の数は多く、大小さまざまな滝を縫うようにして用意されている遊歩道を観光できます。

一方、ブラジル側は多くの滝はありませんが、ひとつひとつの滝が大きく、迫力のあるシーンを堪能するこができます。

イグアスの滝 ちょこっと豆知識

●現地の言葉で、「大いなる水」の意味

●ハイライトは滝の中でも最大の水量と規模を誇る「悪魔の喉笛」

●アメリのルーズベルト大統領夫人が「ああ、かわいそうなナイアガラ」と叫んだのは有名な話

●「新・世七不思議自然部門」にも選出されている。旅行ガイド出版社のロバート・リード氏は「ナイアガラの滝の雄大さとタージ・マハルの壮麗さをと同時に味わえる」と表現している。

以上、3つの大瀑布を見てきました。まとめに入りましょう。

学習世界三大瀑布から見る地理学のおもしろさ

●すべての滝が2ヵ国にまたがっており、国境の役割を果たしている

●三大瀑布といいつつ、規模は全く異なる

 ナイアガラの滝 (幅約1.2km 落差58m 毎分の水量1億7千リットル)

 ビクトリアの滝 (幅約1.7km 落差108m 毎分の水量5億リットル)

 イグアス の滝 (幅約2.7km 落差82m 毎分の水量36億リットル)

 落差こそビクトリアの滝が一番ですが、やはりスケールとしてはイグアスが圧倒的

●それぞれのセールスポイント

 ナイアガラの滝 ①アクセスの容易さ ②観光地としての整備具合 ③綺麗な色の水

 ビクトリアの滝 ①断崖絶壁の地形 ②乾季と雨季それぞれの楽しみ ③サバンナの魅力

 イグアスの滝 ①圧倒的スケール ②世界一の水量 ③ジャングルの魅力

滝に関しては、これからもいろいろ紹介していきたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。

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