【世界一ビールを好きな国】

世界一・日本一

世界で1番ビールが好きな国はどこ?

今回は趣向を変えて世界一ビールが好きな国をご紹介したいと思います。

とはいっても、単純な生産量と消費量でいくと共に中国がトップで面白味がありません。

人口の多いところが生産量も消費量が多いのは当たり前ですからね。

今回は「1人当たりのビール消費量」を見ていきたいと思います。

ずばり、チェコ共和国です。

Jana SchneiderによるPixabayからの画像

1人当たりの年間消費量は驚異の441杯192ℓです。

上位10ヶ国は以下のようになっていますが、チェコは30年近くトップを独走しています。

国名1人当たりの年間ビール消費量
1チェコ441杯 192ℓ
2オーストリア248杯 108ℓ
3ドイツ232杯 101ℓ
4ルーマニア228杯 99ℓ
5ポーランド225杯 98ℓ
6アイルランド221杯 96ℓ
7スペイン198杯 86ℓ
8スロバキア193杯 84ℓ
9ナミビア186杯 81ℓ
10クロアチア
スロベニア
184杯 80ℓ
圏外日本63杯  40ℓ

チェコでビールが人気な理由

チェコでビールがたくさん飲まれている理由はすごく単純で、安いからです。

よくヨーロッパでは水よりワインやビールが安いと言われることがありますが

まさにそれを体現している国がチェコなのです。

Erzsébet ApostolによるPixabayからの画像

そして、現在世界中で飲まれるビール「ピルスナー」が誕生したのもこの国です。

ピルスナーは世界初の金色のラガービールと言われており、日本人にとって最も馴染みのあるスタイルです。

そんなピルスナーは1842年にチェコのピルゼン地方で誕生しました。

 プルゼニ mzphotosによるPixabayからの画像

ピルスナーの元祖として名高い「ピルスナー・ウルケル」はプルゼニで生まれました。

チェコで1番人気のビールで、それまで「エールスタイル」が主流だったヨーロッパで

「ラガースタイル」のビール醸造方法の基礎を作った会社です。(ちなみに今はアサヒビール傘下)

Leonhard NiederwimmerによるPixabayからの画像

ピルスナーを初め、チェコには400種類を超えるビール銘柄があります。

缶や瓶だけでなく、ペットボトルでも販売しており、いかに日常に溶け込んているかがわります。

ちなみに、日本人の99%はたった1種類の「ピルスナー」しか飲んでいません。

ビールの種類

「ラガー」「エール」の2種類に大きく分かれる

 ラガー 下面発酵で醸造されるビール → 低温で発酵したすっきりしたビール

 代表例 ピルスナー、シュバルツ、ラオホ

 エール 上面発酵で発酵されるビール → 高温で発酵した香り高いビール

 代表例 ペールエール、ヴァイツエン、スタウト 

●日本で流通しているビールの約99%はピルスナー

 淡麗でアルコール度数は低く、キレのあるすっきりしたのどごし、ホップの苦み

●大手メーカーがピルスナーばかり商品展開する中

 よなよなエールや水曜日のネコを販売する「ヤッホーブルーイング」は

 日本人に馴染みのない「エールビール」の専門会社である

学習チェコ共和国から見る地理的おもしろさ

●ポーランドやチェコなどの東欧諸国は社会主義時代の影響で、経済発展が遅れている

●チェコはEU加盟国 通貨はチェココルナ(ユーロ未使用

 シェンゲン協定にも加盟しており、EU加盟国内の移動は自由に往来できる

●チェコは水よりもビールの方が安い

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