どうも!Yuzuniです。
前回は「世界一幅の狭い海峡」を見ました。
今回は、逆の「世界一幅の広い」海峡を見ていきたいと思います!
場所は、南アメリカ大陸と南極の間に位置する ドレーク海峡 です。
厳密には、南アメリカのホーン岬と南極半島の北側に位置するサウス・シェトランド諸島の間の海峡です。
海峡の幅は1,000kmもあり、最狭部でも650kmもあります。
同時に、世界一荒れる海域とも言われております。
というのも、ドレーク海峡が位置する南緯60度年中悪天候で荒れているため「絶叫する60度」と呼ばれています。
海峡の名前は、イギリス人探検家のフランシス・ドレークが名前の由来です。
ちなみにこのドレーク海峡に南極周極海流が流れていますが、この海域にはほとんど陸地がないため、世界で唯一海流がどこにもぶつからずに地球を一周する水域でもあります。
1度は夢見る南極旅行!
南極旅行への行き方で最もポピュラーなのが、南米のアルゼンチンから船で南極へ向かうルートです。
世界一大きい海峡といえど、南アメリカ大陸はアフリカやオーストラリア大陸よりもはるかに南極に近いため、この海峡を縦断して目指すことになります(他の大陸から南極へは距離がありすぎて海峡にすらなりません)
ドレーク海峡と言えば、常に荒れているイメージがありますが実際は、瀬戸内海ほど落ち着いている日もあるようです。
船もクルーズ船のため、豪華な設備・食事が完備されており、旅のブログを見る限りは羨ましくもあります。
そんな荒々しくも、時に優しい姿も見せるこの海峡を2日かけて越えることで、南極へたどり着けるのです。
学習「ドレーク海峡」から見る地理学おもしろさ
●海峡とは、陸と陸とのあいだにはさまれて、海の幅の狭くなったところ。
●そこを封鎖されると貿易がストップしていしまうような海峡や運河のことを「チョークポイント」と言う。
しかし、ドレーク海峡はチョークポイントとは言えない。
その少し北にマゼラン海峡があり、こちらが非常に重要な海峡(チョークポイント)であった
→南アメリカ大陸とフエゴ島の間を隔てる海峡で、太平洋と大西洋を繋ぐ
(ただし、パナマ運河ができてからはその重要性は一気に下がった)
マゼラン海峡を初めて航海したマゼランは、この海峡を発見し、世界で初めて世界一周した人物である
●ドレーク海峡が使用されなかった理由として
①海上の難所である
②かつてマゼランはフエゴ島の先にはまだまだ大陸が続くと考えていたため がある。
コメント