「愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字竹之郷ヨタレ南ノ割」
今あげたのは、日本一長い地名です。
年賀状を書くときに長い住所が出てくるとと正直面倒くさいと思いますよね。
世界には、日本同様長い地名がたくさんあります。
今回はこういった世界一長い地名を一挙に紹介していきたいと思います。
世界一長い地名はニュージーランドにあります。
「タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ」
ニュージーランド北島ホークス・ベイ地方南部にある高さ305メートルの丘の名前です。
Tetaumatawhakatangihangakoauaotamateaurehaeaturipukapihimaungahoronukupokaiwhenuaakitanarahu
という92文字の綴りで、世界一長い地名としてギネスブックにも登録されています。
意味は「タマテアという、大きな膝を持ち、山々を登り、陸地を飲み込むように旅歩く男が、愛する者のために鼻笛を吹いた頂」です。
次にご紹介するのが世界一長い「一語の地名」です。
先ほどが丘だったのに対して、今回はちゃんと村です。
「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ」
Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch
とアルファベットで58文字あり、この村の駅は世界一長い名前の駅としてギネスブックに登録されています。
この村はイギリスはウェールズのアングルシー島にあります。
意味は、「赤い洞窟の聖ティシリオ教会と激しい渦巻きの近くにある、白ハシバミの谷あいの中の聖マリア教会」です。
興味深いのは、この村が19世紀半ばまでは普通の村名であったことです。
観光客を集めるために長い名前にしようと村全体でアイデアを出し合って命名されたのです。
「世界一」という観光キャッチコピーの魅力にいち早く気づいて取り組んだのですね。
次は世界一長い首都名です。
名前の長い首都名と言えば、スリランカの「スリジャヤワルダナプラコッテ」が一般的だと思いますが、実際にもっと長いのがあります。
「クルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット」
こんな首都名聞いたことないと言いたくなる方も多いと思いますが、それもそのはず。
この名前は、あの有名なタイの「バンコク」の正式名称なのです。
タイ語で記載すると
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยามหาดิลก ภพนพรัตน์ ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์ มหาสถาน อมรพิมาน อวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
バンコクの地名は、これまで紹介したのが一つの言葉に対して、文章になっています。
意味は下記の通りです。
「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。」
ちなみにバンコクの語源は、「バンマコーク」が訛ったもので外国人が勝手に使ってそれがいつしか一般化してしまいました。
タイ人はバンコクとは言わず、「クルンテープ(天使の偉大なる都)」として読んでいます。
世界一長い国は以前とりあげましたので、良ければそちらをご覧ください。
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