チョコレートは元来メキシコでマヤ文明・アステカ文明時代に生まれた食べ物です。
それがヨーロッパに伝わり、いま現在世界中で食べられるようになった歴史があります。
日本においてもチョコレートは非常に馴染み深いお菓子と言えます。
スーパーやコンビニは大きくコーナーが作られており、新製品もいっぱい出ています。
今回は世界で一番チョコレートを食べる国を紹介したいと思います。
早速順位を見ていきましょう。
順位 | 国名 | 世界のチョコレート消費量 |
1 | ルーマニア | 15.4kg |
2 | ドイツ | 11.3kg |
3 | イギリス | 10.9kg |
4 | スイス | 10.4kg |
5 | ノルウェー | 9.6kg |
6 | デンマーク | 7.4kg |
7 | フィンランド | 6.8kg |
8 | フランス | 6.4kg |
9 | スウェーデン | 6.1kg |
10 | アメリカ | 5.2kg |
圏外 | 日本 | 2.1kg |
案の定、上位をヨーロッパ諸国が独占しておりますが、世界で一番チョコレートを食べている国は、意外にもルーマニアという国でした。
この国の国民一人当たりの年間消費量は15.4kgで板チョコ256枚分に相当します。
日本人もかなり食べているのかと思いましたが、意外にもランキング圏外でした。
しかし、面白いことに生産量は世界第5位を誇り、日本はチョコレートの輸出大国であります。
日本のチョコレートは美味しいと海外でも評判になっていますが、国内での消費はもっぱらバレンタインデーに集中します。
バレンタインデーのある2月の消費量は全体の25%を超えるようで、いかに日本人が日常的にチョコレートを食べていないかがわかる結果となりました。
ルーマニアは東ヨーロッパ、バルカン半島東部に位置する国です。
日本にはあまり馴染みがないように思える国ですが、ドラキュラ発祥の地であり、国民的ギャグの「コマネチ」の元ネタとなった元体操選手ナディア・コマネチの母国となります。
旧共産圏の国のため、西欧諸国に比べると発展は遅れていますが、そこを逆手に「中世ヨーロッパを体感できる国」という観光キャッチコピーで旅行会社からはPRされています。
首都はブカレスト、人口は1,904万人、面積は23.8万㎢と本州とほぼ同じ大きさで、現在はEUにも加盟しています。
国土の多くが肥沃な土壌に恵まれ、ヨーロッパ随一の農業大国と言えます。
ルーマニアの主食は、小麦とトウモロコシ。小麦はパンとなり、トウモロコシは粗引きれた後に粥のように煮てから牛乳とバターを混ぜ込みママリガとなります。
このママリガはルーマニア人にとってのおふくろの味、国民食と言えます。
ルーマニアでのチョコレート事情はどのようなものでしょう。
スーパーマーケットにいくと、50以上のチョコレートブランドのチョコをいつでも見ることができます。
その中でも特に有名なのがCiocolata cu ROM(チョコラタ・ク・ロム)です。
赤・黄・青の3食を使ったパッケージはルーマニア国旗をモチーフにしており、海外お土産としても非常に人気です。
味は、ブランデーの味とミルクチョコレートの味が混ざったルーマニアオリジナルのチョコです。
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