いよいよ冬季オリンピック北京2022が開催されます。今回で24回目になりますが、冬季オリンピックの開催都市って夏季と比べると知らない都市が多くないでしょうか?夏季五輪が大都市で行われているのに対し、冬季五輪はどうしても「雪が降る」という気候的条件を加味しなければいけないので、場所は限られてきます。
これまで開催都市の一覧を見たことはあるのですが、実際に開催都市がどのような場所なのかをまとめた記事がなかったので、今回まとめてみました。
フランス
シャモニー(1924年:第1回)
シャモニーはヨーロッパアルプスの最高峰モンブランのふもとの渓谷にある町(標高1036m)で、世界有数のスキーリゾートです。初めての冬季オリンピックはここで開催されたため、冬季五輪・発祥の地と呼ばれています。
同時に、登山発祥の地とも呼ばれており、1786年にモンブランが初登頂されてから、現在の登山というスポーツが確立されたとされています。そのため、シャモニーは夏・冬ともに人気の通年リゾートの側面を持っています。
人口1万人少々の小さな町に対して、訪れる観光客の数は年間400万人。町内で観光業に従事している人の割合は3割以上、町外も含めると被雇用者数は12万以上にのぼる巨大産業を確立しています。
グルノーブル(1968年:第10回)
グルノーブルはアルプス山脈のふもと、イゼール川沿いに位置する街で、イゼール県の県庁所在地(人口約16万人)でもあります。「アルプスの玄関口」の異名を持ち、周辺地域には200を越えるスキーリゾートがあり、国鉄駅隣のバスターミナルから各地へ行くことができます。
学術機関・研究機関が多く構えていおり、日本からも留学生が多く訪れています。そのためか、パリに次いで国内で2番目に多く英語を話す人が住んでいる街です。研究分野では、バイオテクノロジーやナノテクノロジーなどの最先端技術の中心地であり、住民の5人に1人がこれらの分野で直接働いてるとされています。
アルベールビル(1992年:第16回)
アルベールビルはフランス東部、グルノーブルのすぐ東にあるサヴォワ県にある町(人口約2万人)です。フランス3回目となるこのオリンピックはアルベールビルを本拠地として、サヴォワ県全体で開催されることとなりました。
サヴォワ県は、県全体が1500mほどの高地に位置するため、各地でスキー場が点在しています。アルベールビルは近代的な街並みをしており、古くからフランス、イタリア、スイス間の貿易拠点となっていました。現在は、製紙工場や水力発電などが川沿いに立地し、工業的側面が強くなっています。
スイス
サンモリッツ(1928年:第2回、1948年:第5回)
サンモリッツはスイス南東部に位置する高級リゾート地です。世界最古のスキーリゾート地として名を馳せており、ウィンタースポーツはもちろん、夏は登山・ハイキング・乗馬など様々なスタイルの観光を楽しむことができます。
高級リゾートなだけあって、町には5つ星ホテル、有名ブランドショップやスパ施設などが点在しています。付加価値の高いスポーツ用品や地元産品など特徴ある商品を扱う店舗を集積することで、売上向上に繋げています。氷河急行やレーッテッシュ鉄道、ベルニナ鉄道といった観光列車の発着地点でもあります。息をのむほどの絶景を堪能でき、山岳観光のメッカともいえる町です。
イタリア
コルチナ・ダンペッツオ(1956年:第7回)
周囲を高い岩山で取り囲まれたコルチナ・ダンペッツオは、3000m級の山々に囲まれ「黄金の盆地」とも呼ばれています。世界自然遺産にも登録されているドロミテ渓谷の心臓部で、イタリア随一の山岳リゾートです。尖塔のように突き出した峰や岩壁、氷河やカルスト系地形など絶景ばかりが続きます。
町は高級ブランドショップが立ち並ぶ一方、木彫りや金属細工の工芸品の生産も盛んです。冬の間は、町の人口が通常約7000人から40000人までに増加します。2026年冬季オリンピックはミラノとコルチナ・ダンペッツオの共同開催となっており、再度注目を集めることとなるでしょう。
トリノ(2006年:第20回)
アジア選手として五輪フィギュア史上初の金メダルを獲得した荒川静香さんの「イナバウアー」で記憶にも新しいトリノ五輪。トリノはこれまで紹介してきた地方都市とは異なり、イタリア第4の都市であると共に国内最大規模の工業都市でもあります。フィアット(自動車メーカー)の企業城下町として発展しました。
自動車だけでなく、GIOS(自転車メーカー)の本拠地や航空産業の中心地でもあるトリノは工業都市としての性格が強すぎることが悩みでもありました。そのため、冬季五輪招致は観光都市としてのプロモーションも強化するという意思の表れでもありました。
ミラノ(2026年:第25回)
ミラノはイタリアを代表する世界都市で、ローマに次ぐ国内第2の都市です。商業・工業・金融・観光の面において隙が無い一方、ミラノコレクションで知られるように服飾・繊維産業が盛んでファッションの都でもあります。その他にも、航空産業、自動車産業、精密機器なども発達しており、イタリア最大級の経済地域を形成しています。
2026年の冬季五輪は史上初となる2都市共催で、400km以上離れたコルチナ・ダンペッツオと同時に開催されます。開催経費の膨張や自然破壊への地元住民の反対運動などで、冬季五輪は夏季以上に招致熱が冷え込んでいます。広域あるいは遠距離であっても、既存施設の活用を目指す傾向にあり、この大会でも14の競技施設のうち13が既存や仮設で賄われます。
ミラノはスケート種目とアイスホッケー、コルチナ・ダンペッツオはアルペンスキー種目の会場になる予定です。いくつかの室内アリーナを持つ都市で氷上の競技を、そこから離れた山間部で雪上の協議をするミラノ・コルチナ方式は、今後の冬季五輪の一つのモデルになる可能性は高いです(事実、2030年冬季五輪の立候補都市の中に、バルセロナ・ピレネーという複数国開催案があります)。
ドイツ
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(1936年:第4回)
オーストリアとの国境近くのこの街は、ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山の北麓に位置し、ドイツにおけるウィンタースポーツの聖地でもあります。開催当時はナチスドイツの全盛期で、ヒトラーによって行われたこの五輪はナチスのプロパガンダ要素が強く異色でありました。
もともとガルミッシュとパルテンキルヘンという2つの別々の町でしたが、ヒトラーによってオリンピック競技の都合で無理やり統合させられ現在に至ります。ガルミッシはモダン風、パルテンキルヘンはクラシック風な街並みであるため、同じ街でも大きく雰囲気が変わります。
オーストリア
インスブルク(1964:第9回、1976年:第12回)
インスブルクは、世界的に有名なチロル州の州都で、オーストリアで5番目に大きい都市(人口13万人)です。チロル地方は美しいアルプスの山々と豊かな大自然に囲まれ、牧歌的な景観を眺めることができる山岳地帯です。インスブルクはチロル観光の起点となっています。
インスブルクは、イタリアやドイツに抜ける交易路の重要な中継地点でもあります。ハプスブルク本家出身の神聖ローマ皇帝の治世時には神聖ローマ帝国の都とされていたこともあり、歴史的・文化的要素も多分に秘めています。バロック音楽(ワルツ発祥の地)・舞踏会などの中心地でもあるため、文化・自然どちらにおいても隙がない都市と言えます。
ノルウェー
オスロ(1952年:第6回)
オスロはノルウェー王国の首都にして最大都市(人口約65万人)です。実にノルウェーの人口の10%がオスロ市に居住しており、都市圏全体では100万人規模を誇ります。市の南側がフィヨルドに面している一方、市域には多くの島と湖が存在しています。
オスロは世界で最も物価が高い都市の一つです。潤沢な天然資源を抱えており、国自体がお金持ちです。ノルウェー最大の企業は、エクノイールというエネルギー系企業で、ノルウェー沖の石油・ガスなどの天然資源を発掘しています。オスロは、ヨーロッパ随一の海事拠点でもあり、造船会社や船主までは代理人、ブローカーなどおよそ1000社が海事セクターに関わっています。
リレハンメル(1994年:第17回)
リレハンメルは夏冬通して五輪を開催した世界都市としては世界最北に位置します。オスロから北に135キロにあり、ミョーサ湖のほとりに位置します。人口は3万人にも満たない小さな町ですが、オリンピックを機に世界的に有名になりました。
リレハンメルは北欧最大の文学フェスティバルの中心地であり、「ユネスコ文学都市」にも指定されています。これは、創造都市ネットワークと呼ばれる文学・映画・音楽・工芸・デザイン・メディアアート・食文化の7分野から世界でも特色のある都市を認定したものです。
ユーゴスラビア
サラエボ(1984年:第14回)
サラエボは現ボスニア・ヘルツェゴビナの首都で、当時はユーゴスラビア社会主義連邦共和国の構成国でした。「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ、1つの国家」と表現される非常に複雑な国家で1992年に解体されました。社会主義国で初めて開催された冬季オリンピックでもありました。
サラエボ自体は、1914年にオーストリア帝位継承者の暗殺事件の現場となり、この事件を機に第一次世界大戦が引き起こされた歴史を持ちます(サラエボ事件)。現在のサラエボは、東西それぞれの帝国(オスマン帝国。オーストリア=ハンガリー帝国)の交易拠点であった歴史を活かし観光産業が盛んです。一方、EU圏に入るための亡命中継地としての側面を持ち合わせており、難民が多く押し寄せています。
アメリカ
レークプラシッド(1932年:第3回、1980年:第13回)
レークプラシッドはニューヨーク州のアディロンダック山地にある村です。村の名前は近隣にあるプラシッド湖に由来します。この村は19世紀初頭に鉄鉱石の採掘事業のために設立されましたが、19世紀後半に余暇が増えるにつれ、富裕層のリゾート地として注目されるようになりました。1921頃には当時米国最高クラスのウィンタースポーツ施設が設立され、早くからオリンピックの会場となったのです。
人口2300人余りの小さな村ですが、過去2回冬季五輪が行われました。五輪に併せて、この小さな村に8000人が収容できるオリンピック・センターが新設されました。しかし、圧倒的に宿泊施設が不足し、観客は60~100km程離れたカナダのモントリオールやバーモント州への宿泊を余儀なくされました。
スコーバレー(1960年:第8回)
スコーバレーは、アメリカのカリフォルニア州にある非法人地域です。シエラネバダ山脈に囲まれたタホ湖の西方に位置する高級リゾート地で、オリンピックが開催される5年前の1955年には個人企業が持つ最小限の設備しかないスキー場でした。そのため、当時ここが開催地として選ばれた際は大きな驚きと注目を集めました。
開催地に選ばれた後に多額の税金が注ぎ込まれ急ピッチで開発が勧められ、リゾート地としての知名度を高めていきました。しかし、この土地はかつてはインディアンの居住地であった歴史を持ちます。「スコー」がネイティブアメリカンに対する蔑称的な意味を持つということが議論された結果、2021年9月に「スコーバレー」は「パリセーズタホ」に名称を変更されました。
非法人地域とは
アメリカでは自治体(町)は市民が作るという考えがあります。住民が住民投票で自治体をつくると決議してはじめて自治体(町)はできます。非法人地域とは、市町村といった自治体に属していない地域のことを指し、端的に言うと「役所のない地域」と言えます。これらの地域は、より上位の自治体(郡や州など)によって管轄されています。
ソルトレイクシティ(2002年:第19回)
ソルトレイクシティはユタ州の州都で、都市の人口自体は約20万ですが都市圏の人口は100万人を越えます。名前の由来となっている大塩湖(グレートソルトレイク)が市の西側に広がっており、海水より塩分が濃い特徴を持っています。周辺には雪質の良いスキー場が多数存在し、スキーリゾートの中心地しても賑わっています。
ソルトレイクシティはモルモン教の総本山であり、宗教都市としての側面が強くあります。一方、第二次世界大戦で強制収用キャンプに移住させられた日系人を積極的に受け入れてたことから、アメリカでも日系人の比率が高い都市の一つでもあります。意外に思われるかもしれませんが、ソルトレイクシティは冬季五輪史上最も標高の高い都市(約1300m)として話題を呼びました。
カナダ
カルガリー(1988年:第15回)
カルガリーはアルバータ州の州都にして、人口140万人を誇る北米有数の世界都市です。天然資源の一大産地となっており、この街に同国の大企業が軒並み本社を置いています。国内の石油と天然ガスの87%を、石炭の66%をアルバータ州が生産しており、大変お金持ちな州と言えます。税金も安いため大企業や優秀な人材が同街に流入して現在も発展し続けています。
現在、カルガリーはエネルギー産業への一極集中からの脱却を図り、他の分野への投資にも力を入れています。ハイテク産業、製造業、映画産業、運送業など多様な産業形態へと移り変わりが成功しています。とりわけ、観光業の成長は目覚ましく、カナディアンロッキーを主軸に年間310万人以上が訪れています。
バンクーバー(2010年:第21回)
マクドナルドのフライドポテト騒動で脚光を浴びたバンクーバーは都市圏人口246万人を誇る巨大シティです。林業によって発展したこの街はカナダ国内において最も温暖な気候を持つ都市の1つで、滅多に雪は積もりません。1年を通して快適な気候である一方、降水量が非常に多いことでも有名です。
バンクーバーの特筆すべき点は都市と自然との距離感にあり、より広げたバンクーバー都市圏で見ると、非常に山がちな地形で雪が多い地域があります。都市の快適さの一方、少し外に出ればウィンタースポーツを堪能できるという距離感がバンクーバーの魅力です。
自然環境や都市文化のバランスのいい発展を背景に、世界中から移民が急増しています。白人は約5割しかおらず、中国系が3割弱と北米の大都市で最も高い人口比率を誇ります。かつて香港返還前後に移民してきた香港人が多くを占めます。そのため、同市の金融業はアジアからの移民や投資によって支えられています。
ロシア
ソチ(2014年:第22回)
ロシア南部の黒海に面し、ジョージアとの国境近くにあるソチはソビエト連邦時代に保養地として整備されました。ロシアで最も温暖な気候で、海水浴のできる美しい砂浜と温泉施設があります。一方で、ソチの北側には5000m級のコーカサス山脈を擁しており、国内屈指のスキーリゾートを形成しています。この「海水浴もスキーも楽しめる」という点がソチの特筆すべき点であり、黒海からの距離や標高で全く異なる気候を形成しています。
歴代のソビエト連邦やロシア連邦の指導者たちの別荘があり、プーチン大統領もソチの別荘で夏季休暇を過ごしています。オリンピックを契機にソ連解体後の経済の停滞が解消され、その後も好景気に沸いています。余談ですが、ソチ五輪には510億ドル(約5兆500万)がつぎ込まれ、史上最も高額な五輪と呼ばれています。
韓国
平昌(2018年:第23回)
今世紀に入ってからの冬季五輪は大都市で開催される傾向が強かったのですが、平昌は都市でですらなく郡単位での開催となりました。そのため、勘違いされている方も多いですが平昌という都市の名前ではありません。正式名称は、江原道(カンウォンド)平昌郡という自治体です。
メイン会場となった大関嶺面(テグァルリョン)は人口6141人に過ぎない小さな村ですが、標高850-1470mに位置する高原で、韓国最寒の地とされています。氷点下10℃を下回り、より北の国出身の選手が参ってしまうことから「史上最も極寒の五輪」とも言われるほどでした。その一方、強風が強く非常に寒いが雪は積もりにくい気候のため、人工雪が度々使用されます。
中国
北京(2022年:第24回)
2008年の夏季五輪でも開催都市となった北京は、オリンピック史上初めて夏季・冬季両大会を開催する都市です。北京は、夏は40度近い日が続く一方、冬は朝夕マイナス10度を越える日が続く、まさに「夏は酷暑で冬は極寒」な都市です。しかし、日本と異なり、一年を通して空気が乾燥しているため、夏はジメジメの不快感は低く、冬は雪が積もりにくい特徴を持っています。
そのため、招致での段階で「降雪の少なさ」は懸念されていました。環境問題が毎日のように議論される昨今に、多額の費用をかけて雪を会場まで輸送するのかと指摘もされました。結局、今大会は人工雪でほぼ全て賄われる予定ですが、人工降雪機は再生エネルギーを動力源とし、山の生態系を損なうことはないと主張しています。
まとめ
これまでに日本(札幌・長野)を除く全開催都市を簡単にご紹介してきました。全13ヶ国で開催されましたが、簡単に傾向をまとめていきます。
開催都市の変遷は「①かつては古くからスキーリゾートとして有名であった村や町が開催地として選ばれていたが、②近年は大都市での開催が相次いでいる」ということです。この理由は、かつては限られた国(30ヶ国程)だけが参加し規模の小さかった冬季五輪が、現在では100ヶ国近くに増え、選手や観客を収容できるキャパシティーが限られてくるためです。
立候補の目的は大前提として「経済効果」を期待してですが、その動機は「①既に有名であり施設・設備が整っているためと、②これから観光都市として知名度を高めていきたいため」という異なる2つの背景を見ることができます。
都市の立地は、ヨーロッパ諸国はアルプス山脈沿いに、北米諸国はロッキー山脈沿いに集中しているのが地図から見て明らかです。これらの地域は、ケッペンの気候区分では亜寒帯(冷帯)気候や境界付近の温帯気候に属していることがほとんどです。
最後に
現在、札幌市は2030年の冬季五輪招致に向けて力を入れていますが、現在世界中で五輪招致に立候補する都市が減少しています。例えば、2004年アテネ夏季五輪の際は、実に11都市が立候補しましたが、2024年のパリ五輪で立候補したのはわずか2都市です。
2026年の冬季五輪も、カナダのカルガリーが立候補していましたが、多額のコストや経済効果への疑問から住民投票を行った結果撤退を余儀なくされました。夏季五輪を開催したギリシャ、ブラジルなどは五輪後に経済危機を迎えており、開催による代償は年々大きなっている印象です。
私自身は「五輪不要論者」では決してありません。しかし、近年は経済や政治的思惑が重視されすぎたせいで、開催地の個性が失われつつあるとは実感します。東京、パリ、ロサンゼルス、北京といった1国に匹敵するようなメガシティでしか五輪を開催できない未来は避けるべきだと強く思います。
年度 | 開催国 | 開催都市 | 人口(人) | 紐づけポイント |
1924年 | フランス | シャモニー | 10,000 | モンブラン |
1928年 | スイス | サンモリッツ(1) | 5,000 | 山岳リゾートのメッカ |
1932年 | アメリカ | レークプラシッド(1) | 2,300 | NY州のリゾート地 |
1936年 | ドイツ | ガルミッシュ・パルテンキルヘン | 27,000 | ナチスのプロパガンダ |
1940年 (中止) | 日本 | 札幌 | 1,950,000 | |
1944年 (中止) | イタリア | コルチナ・ダンペッツオ | 6,000 | |
1948年 | スイス | サンモリッツ(2) | 5,000 | 山岳リゾートのメッカ |
1952年 | ノルウェー | オスロ | 650,000 | ノルウェーの首都 |
1956年 | イタリア | コルチナ・ダンペッツオ | 6,000 | ドロミテ |
1960年 | アメリカ | スコーバレー | 823 | 非法人地域 |
1964年 | オーストリア | インスブルク(1) | 130,000 | チロル地方 |
1968年 | フランス | グルノーブル | 160,000 | 学術・研究都市 |
1972年 | 日本 | 札幌 | 1,950,000 | 日本初の冬季五輪 |
1976年 | オーストリア | インスブルク(2) | 130,000 | チロル地方 |
1980年 | アメリカ | レークプラシッド(2) | 2,300 | NY州のリゾート地 |
1984年 | ユーゴスラビア | サラエボ | 275,500 | 旧ユーゴスラビア |
1988年 | カナダ | カルガリー | 1,336,000 | カナディアンロッキー |
1992年 | フランス | アルベールビル | 17,000 | 3ヶ国貿易拠点 |
1994年 | ノルウェー | リレハンメル | 28,000 | ユネスコ文学都市 |
1998年 | 日本 | 長野 | 377,600 | 20世紀最後の冬季五輪 |
2002年 | アメリカ | ソルトレイクシティ | 19,7800 | モルモン教の総本山 |
2006年 | イタリア | トリノ | 850,000 | フィアットの企業城下町 |
2010年 | カナダ | バンクーバー | 675,200 | カナダ最大の港湾都市 |
2014年 | ロシア | ソチ | 420,000 | 海水浴場がある都市 |
2018年 | 韓国 | 平昌 | 43,670 | 都市ではなく郡での開催 |
2022年 | 中国 | 北京 | 21,540,000 | 史上初の夏季・冬季開催 |
2026年 | イタリア | ミラノ コルチナ・ダンペッツオ | 1,360,000 | 史上初の2都市共催 |
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