我々日本人にも馴染みの深い「コメ」。
ジャポニカ米はモッチリしており、どんなおかずにあいますよね。
今や日本を代表する「寿司」は世界中で食べられており
日本こそ世界を代表する米大国だと思っている方も多いかと思います。
今回は世界一コメの消費量が多い国を紹介していきたいと思います。
では、早速見ていきたいと思います。
順位 | 国名 | 1人あたりの1日の米消費量 |
1 | バングラデシュ | 473グラム |
2 | ラオス | 445グラム |
3 | カンボジア | 436グラム |
4 | ベトナム | 398グラム |
5 | インドネシア | 364グラム |
6 | ミャンマー | 345グラム |
7 | フィリピン | 325グラム |
8 | タイ | 306グラム |
9 | スリランカ | 295グラム |
10 | マダガスカル | 283グラム |
パンでベスト10に入っていた日本はなんとコメでは50位で119グラムになります。
米の消費量が年々減っていくニュースは毎年のように流れていますが
現在日本人は本当にお米を食べないようになってしまいました。
119gというとコンビニおにぎり2個半分に当たります。
パンやうどん、ラーメンなど米を使わない料理が増え、食が多様化しことにより3食全て米を食べることが減っていたのです。
では、バングラデシュの473グラムはというと、おにぎり約10個半にあたる量です。
米以外を食べる余裕があるのかと疑問に感じるくらいの量ですよね。
そんな、世界一コメの消費量が多いバングラデシュを見ていきたいと思います。
バングラデシュは、南アジアに位置し、インドの東側に接する国です。
ガンジスデルタに入りする国で洪水や貧困といった負のイメージを持たれている方が多いと思います。
日本の4割ほどの国土にも関わらず、世界8位の人口を誇ります。
約1億6000万人が暮らしており、その人口密度は世界一です。
ベンガル人が人口の98%を占めており、「ベンガル人はコメと魚でできている」と言われるほどコメが大好きな民族です。
コメと同時に世界で最もカレーを食べる国でもあります。
主食であるコメは「バット」と呼ばれてているコメで、おかずには「トルカリ」と呼ばれるカレー料理があります。
バングラデシュは、イスラム教徒が約90%の国のため、豚肉は食べられません。
チキン、ビーフ、マトン、フィッシュのトルカリがよく食べられています。
1日約10個半のおにぎりを食べることから予想されるように
バングラデシュ人は1年365日、ほとんどカレーとごはんしか食べていません。
「生まれながらに食べてきたものが一番おいしく感じる」食に対して大変保守的なバングラデシュ人の思想が反映されているためです。
学習バングラデシュから学ぶ地理学のおもしろさ
●バングラデシュはアジアの最貧国と呼ばれている
●ガンジスデルタに位置し、洪水など災害が多い
●人口は1億を超え、世界一人口密度の高い国
●国民の大多数はベンガル人でイスラム教徒
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