日本の〇〇(海外地名)シリーズ第8弾!
今回は中国にある絶景の湖、九塞溝(きゅうさいこう)を取り上げさせていただきます。
九寨溝(きゅうさいこう)とは?
九寨溝は中国四川省北部に位置する湖沼群であり、世界自然遺産です。
世界中にたくさんの湖沼がありますが、九塞溝を世界的に有名にしたのは恐ろしいほどの水の透明度です。
山脈から流れ込んだ石灰岩の成分が湖底に沈殿し、日中は青く、夕方にはオレンジに染まります。
また、ジャイアントパンダの生息地の一つとしても有名です。
九寨溝を彷彿させる場所は日本にもいくつかありますが、今回は産経新聞で「日本の九寨溝」と紹介されたものを紹介いたします。
そこは、山口県にある別府弁天池です。
別府弁天池は山口県美祢市の別府厳島神社の境内にある湧水地です。
すぐそばに日本屈指のカルスト地形である秋吉台があります。
石灰岩の成分が溶け込み、透き通ったコバルトブルーの泉が形成されています。
太陽光に照らさると光が反射され神秘的な青さが際立ちます。
別府弁天池は環境庁が指定する”日本名水百選”にも選定されています。
毎分11トンの湧出量を誇り、飲むことも可能なため、専用の給水所も設置されています。
カルシウムが多く振れまれており少し苦みが残る味ではありますが、地元の人に大人気です。
学習九寨溝・別府弁天池から学ぶ地理学のおもしろさ
●九寨溝・別府弁天池共にカルスト地形に位置する
●雨水に含まれる二酸化炭素により石灰岩が溶食されてできた地形をカルスト地形という。
●石灰岩は、サンゴや貝殻が長い年月をかけて堆積してできたものである
●地下には鍾乳洞が形成される
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